使用済みのおむつは燃えるゴミで出してもいいのか心配になりますよね。
- おむつの捨て方は燃えるゴミでいいの?
- おむつの捨て方のマナーが知りたい
- おむつを外出先で捨てるときはどうしたらいい?
このような気になる内容について調べました。
- おむつの捨て方は燃えるゴミに分別されていることが多い
- 使用済みおむつを捨てるときのマナーはニオイ対策をすること
- おむつのニオイ対策は「うんちをトイレに流す」など5つ
- おむつを外出先で捨てるときは持ち帰ることがマナー
- 外出時におすすめのニオイ対策グッズは「おむつが臭わない袋」など3つ
- 授乳室とおむつ交換台を検索するアプリが便利
家庭でのおむつの捨て方だけでなく、外出先でのおむつ交換についても解説していきます。
▼多くのママが外出用に持ち歩いている「これならニオイがしない」と評判の防臭袋です。
おむつの捨て方は燃えるゴミでいいの?
おむつの捨て方は、他のゴミと同じように燃えるゴミでいいのか心配になりますよね。
おむつの捨て方は自治体によって異なるものの、燃えるゴミ(可燃ゴミ)に分別されていることが多いです。
また、燃えるゴミを出す袋は、指定ゴミ袋があったり、半透明のビニール袋なら良かったりと自治体によって異なります。
おむつ専用ゴミ袋を配布している自治体もあるんですよ。
赤ちゃんが生まれた家庭に、おむつ専用のゴミ袋や可燃ゴミ用の指定ゴミ袋を配布している自治体もあります。
ゴミ袋の配布に関しては、出生届などの手続きをするときに窓口で案内してくれることが多いようです。
お住まいの自治体のおむつの捨て方がわからない場合は、市役所や区役所のホームページにアクセスし、ゴミ分別のページや検索機能を利用してください。
市役所などに設置されている資源ゴミ処理センターや福祉施設が、おむつ回収に関する情報を提供している場合が多いです。
市役所などに行って直接聞くか、電話で問い合わせてくださいね。
おむつリサイクル施設が設置されている地域もあります。
環境省の調べでは、おむつのリサイクルを実施・検討をしている自治体は全国で30程度です(2023年9月現在)。
これを2030年度までに100自治体に増やすという目標が設定されています。
レジ袋や食品の容器などのプラスチックとは違って、紙おむつの使用量を減らすことはむずかしいことです。
地球のためにも、おむつリサイクルが広ってゴミが減量されるといいですよね。
リサイクル施設の案内や分別方法がホームページに掲載されている自治体や企業もあるので、ぜひチェックしてください。
おむつの捨て方のマナーが知りたい
おむつの捨て方にマナーがあれば知っておきたいわ。
使用済みおむつを捨てるときのマナーはニオイ対策をすることです。
使用済みおむつのニオイ対策は主に以下の5つがあります。
- うんちをトイレに流してから小さく丸める
- 新聞紙で包んでから捨てる
- おむつ用消臭剤を使う
- ビニール袋で密閉する
- フタ付きのゴミ箱に捨てる
ニオイ対策をしておかないと、ご近所トラブルの原因となる可能性もありますよ。
使用済みおむつをゴミ箱にためておくと、ニオイが強くなることがあります。
ニオイが強くなると、使用済みおむつにコバエなどが発生することもあるんです。
また、生後間もないうちはあまり気にならなくても、離乳食を食べさせ始めてからおむつのニオイが気になるというケースもありますよ。
おうちの中でニオイに悩まされず快適に過ごすためにも、おむつの捨て方のマナーを守りましょう。
ここからは、おむつのニオイ対策についてそれぞれ解説していきます。
うんちをトイレに流してから小さく丸める
使用済みおむつは、うんちをトイレに流してから小さく丸めて捨てましょう。
うんちが付いたままだとニオイが強くなるうえに、時間とともに腐敗してよりきついニオイになってしまいます。
おむつを捨てる前にできるだけ便を取り除いてから、トイレに流すようにしましょう。
おむつをトイレに流してしまうと詰まりの原因になるため、おむつは必ずゴミ袋に捨ててくださいね。
ニオイを少しでも軽減するためには、おむつの汚れた部分を閉じ込めるようにコンパクトにまとめることが大切です。
ポイントはうんちやおしっこがついた部分を内側にして、できるだけ小さくなるように手前からクルクル丸めること。
おむつに付いているテープで広がらないようしっかり留めてください。
テープでしっかり巻きつけることでニオイもれが軽減できますよ。
新聞紙で包んでから捨てる
使用済みおむつは新聞紙で包むことでニオイが抑えられるんです。
新聞紙の原料は木材の繊維(セルロース)で、使用されているインクにはカーボン(炭)が含まれています。
セルロースが持つ水分を吸収する働きが新聞紙の消臭効果を高めてくれます。
また、カーボン(炭)にはニオイ成分を吸着して消臭する効果がありますよ。
新聞紙にはほぼ全面にインクが使われているため、消臭効果が高いんです。
新聞紙ごみ袋は、おむつだけでなく生ゴミなどにも使えます。
時間があるときにまとめて作っておくと、使いたいときにすぐに使えるので便利ですよ。
おむつ用消臭剤をゴミ箱に貼る
おむつゴミ箱に専用の消臭剤を貼るとニオイが抑えられます。
芳香剤でおむつのニオイを抑えようとする方もいますが、芳香剤には消臭効果がありません。
逆におむつのニオイと芳香剤の香りが混ざり、変なニオイになってしまいます。
おむつ専用消臭剤やトイレ用などの消臭剤を使うといいですよ。
使用済みおむつと一緒に消臭効果のあるものを入れるのもおすすめです。
重曹やクエン酸、コーヒーのカスにも消臭成分が含まれています。
重曹はうんちのニオイに、クエン酸はおしっこのニオイを消臭してくれます。
コーヒーをたしなむ家庭であれば、だんぜんコーヒーのカスがおすすめです。
コーヒーのカスを使った脱臭・消臭剤は、ニオイをしっかり吸収する高い効果があります。
カビが生えやすいためにしっかり乾燥させる手間が必要ですが、高い消臭力に加えてエコで経済的なので、試してみる価値はありますよ。
ビニール袋で密閉してから捨てる
使用済みおむつはビニール袋で密閉するとにおいがもれにくくなります。
おむつ専用のゴミ袋がニオイ対策には効果抜群ですが、お値段が気になる場合は他のものでも代用できますよ。
普通のビニール袋でも効果がないわけではありませんし、ポリプロピレン素材の袋ならニオイがもれにくいです。
ポリプロピレン素材はお菓子の袋などに使われているので、食べ終わった空袋を使うのもエコにもなっておすすめですよ。
また、SNSなどではパン袋がおむつのニオイ対策になると評判です。
パン袋ならニオイもれがないうえに、専用のおむつ袋よりは安価で購入できるのとのことで人気があります。
どの袋に入れる場合も、ニオイもれがしないようにきちんとしばってくださいね!
フタ付きのゴミ箱に捨てる
使用済みおむつのニオイもれを抑えるには、フタ付きのゴミ箱を使いましょう。
フタ付きのなかには自動で開閉するタイプ、足でペダルを踏むタイプ、手動でフタを開けるタイプなどがあります。
ニオイもれを重視するなら、内側にパッキンがついているものを選ぶといいですよ。
おむつ専用のゴミ箱を使うと、おむつを捨てる時以外は開けないので、ニオイもれが軽減されるというメリットがあります。
おむつ専用の防臭機能があるゴミ箱がニオイ対策にはおすすめです。
おむつ専用の防臭機能があるゴミ箱には、専用カートリッジを使用するタイプと市販のゴミ袋が使用できるタイプがあります。
消臭効果が高いのはカートリッジタイプ、お財布にやさしいのは市販のゴミ袋が使用できるタイプです。
あなたが使いやすく、ストレスにならないゴミ箱を選んでくださいね。
ニオイはゴミ箱自体にも付いてしまうので、定期的に掃除して清潔を保つことも大切です。
おむつを外出先で捨てるときはどうしたらいい?
外出先でおむつ交換をしたときは、基本的には持ち帰ることがマナーです。
普通のゴミ箱や汚物入れ、サニタリーボックスなどに捨てることはしてはいけませんよ。
このようにマナーを無視しておむつが捨てられていることがあるんです。
マナーを知らない方が当たり前に捨ててしまうと、他の方も続けて同じように捨ててしまいますね。
不快な思いをする方がいないように、マナーを知っておくことが大切です。
おむつを捨てられるゴミ箱が設置されているところは、デパートや施設内の授乳室やベビールームくらいです。
「紙おむつはゴミ箱に捨てず、必ずお持ち帰りください」といった貼り紙をよく見かけますよね。
おむつ交換の場所は用意されていても、おむつを捨てられる場所はほとんどないんです。
外出時にはおむつ用消臭袋などを用意しておくといいですよ。
知人や友人のお家でおむつを捨てるのもマナー違反になります。
おむつ用ゴミ箱が設置されている場所でも、必ずビニール袋などできちんと閉じてから捨てるようにしましょう。
持ち帰り使用済みおむつのニオイ対策
外出先には使用済みおむつのニオイがもれないように、防臭性の高いビニール袋や消臭ポーチなどを持参しましょう。
ニオイ対策をしておかないと、周りに迷惑をかけるだけでなくあなた自身も不快な思いをしてしまいます。
外出時におすすめのニオイ対策グッズは以下の3つです。
- おむつが臭わない袋
- おむつポーチ
- 使い捨ておむつ替えシート
パパやママの不安は赤ちゃんに伝わってしまいます。
外出先のおむつ交換に必要なものを用意してまとめておけば、突然のおむつ交換のときにもあせらずに行動できますね。
ここからは、外出時におすすめのニオイ対策グッズについて簡単に紹介していきます。
ニオイをもらさない「おむつが臭わない袋」
多くのママが使っているのが驚異の防臭袋 BOS (ボス) おむつが臭わない袋です。
袋に入れて結ぶだけで簡単にニオイ対策ができます。
医療向け開発から生まれた防臭素材「BOS」を採用で悪臭を一切外に漏らしません。
結んでしまえばうんちのニオイも気にならないと評判です。
外出用ならコンパクトな30枚入りがおすすめですよ。
星のカシャカシャつきおむつポーチ
大容量かつ軽さにこだわったシンプルなおむつポーチです。
おしりふきシートや着替えなどもまとめて入るので、おむつ交換に必要なものをこのポーチでまとめて用意できますよ。
仕切りがあるので、ポーチ内の整理整頓もしやすいです。
また、赤ちゃんはカシャカシャが好きなので、付属の星のカシャカシャであやせるようになっています。
おむつポーチを洗濯機で洗えるので、清潔に保てるのもうれしいポイントです。
パパやおばあちゃんにおむつ交換をお願いするときも、おむつポーチを渡せばいいだけなのが便利ですね。
おむつ替えシートがあれば衛生面も安心
外出先でおむつ交換をしたいときに、おむつ替えシートがあれば便利です。
衛生面が気になっておむつ交換台を使用したくないときも、おむつ交換シートをひけば安心して使用ができます。
おしっこやうんちが背中にもれてしまったときでも、汚れたり、ぬれたりするのを気にせずにおむつ交換ができますよ。
丈夫で破れにくく、汚れても捨てればいいのがうれしいです。
かぶれやすい赤ちゃんはうんちのときにお尻を洗うことがありますよね。
このおむつ交換シートなら給水したあとも表面はさらさらのままなので、お尻を洗うのにも使いやすいですよ。
授乳室とおむつ交換台を検索するアプリ
赤ちゃんを連れての外出時には、授乳室やおむつ交換台・赤ちゃん休憩室を探せるアプリ「ママパパマップ」が便利です。
スマホの現在地検索機能(GPS)を使用すれば、現在地付近の授乳室やおむつ交換台などを簡単に調べられます。
画像付きでわかりやすく、おむつ用ゴミ箱の有無、お湯や電子レンジの有無、貸し出しベビーカーの有無までわかります。
施設情報だけでなく、男性も入れるのかなどの利用する側の目線に立った「使いやすさ」についてのコメントも豊富です。
おむつの捨て方は燃えるゴミでいいの?のまとめ
おむつの捨て方は燃えるゴミでいいのかをまとめました。
- おむつの捨て方は燃えるゴミ(可燃ゴミ)に分別されていることが多い
- 使用済みおむつを捨てるときのマナーはニオイ対策をすること
- おむつのニオイ対策は「うんちをトイレに流す」「新聞紙」「消臭剤」「ビニール袋」「フタ付きのゴミ箱」の5つ
- おむつを外出先で捨てるときは持ち帰ることがマナー
- 外出時におすすめのニオイ対策グッズは「おむつが臭わない袋」「
- おむつポーチ」「使い捨ておむつ替えシート」の3つ
- 授乳室とおむつ交換台を検索するアプリ「ママパパマップ」が便利
おむつの捨て方は自治体によって違うので、まずはゴミ出しの方法を調べてみてください。
マナーを守っておむつを捨てることで、ゴミ捨て業者も方やご近所の方、あなた自身も不愉快な思いをしなくてすみますよ。
▼うんちが付いたおむつを入れても縛ってしまえばニオイがしない防臭袋です。