おむつは何歳までに卒業できるのか平均が気になり、自分の子どもは遅いのかもと心配なママもいるのではないでしょうか。
- おむつは何歳までが平均?
- おむつはずれのやり方は?
- 夜のおむつはずれの平均は何歳まで?
- おむつが卒業できないときの解決法は?
この記事では、以下の4つのポイントについてまとめました。
- 2~3歳頃にトイレトレーニング(トイトレ)を始め、数か月かかって、2歳半~3歳前後におむつを卒業するというのが平均的
- おむつはずれのやり方のポイントは「トイレに親近感を持ってもらう」「時間をみてトイレに誘う」「おむつをやめる」の3つ
- 夜のおむつはずれの平均は4~5歳頃
- おむつを卒業できないときの解決法は「おむつに排泄するのは気持ち悪いと気付かせる」「失敗しても怒らず成功したら褒める」「トイレを楽しい雰囲気にする」「トイレに行くのを習慣化」の4つ
おむつはずれのやり方や卒業できないときの解決法も紹介しているので、あなたの心配や悩みの解消に役立つと嬉しいです。
▼多くの子どもが大好きなアンパンマンのおまるで、トイトレが進むこと間違いなし!
おむつは何歳までが平均?
おむつは何歳までに卒業できるのか平均が気になっているママも多いのではないでしょうか。
紙おむつの進化や普及の影響もあり、過去数十年でだんだんおむつはずれの時期は遅くなっているという調査も。
現在は2~3歳頃にトイレトレーニング(トイトレ)を始め、数か月かかって、2歳半~3歳前後におむつを卒業するというのが平均的になっています。
3歳になる年に保育園や幼稚園に入園する子も居るため「それまでにおむつをはずしたい」との考えで、トイトレを始めるママも多いのではないでしょうか。
おむつは必ずいつかはずれる時が来ますので、焦ったりイライラしたりせず、楽しみながら子どもの成長を見守っていきましょう♪
おむつを卒業するのはいつ?
先ほどおむつは2歳半~3歳前後で卒業するのが平均的とお話ししました。
まずおむつを卒業するのは、おしっこをするための身体機能が十分に成長するまで待ちましょう。
2歳半~3歳前後で卒業というのはあくまでも平均で、子どもの成長には個人差があり、何歳までというのも違います。
おしっこをするための身体機能の発達は、早ければ3歳、ゆっくりな子どもであれば7~8歳になっても十分でないことも。
「おむつはずし」ではなくて「おむつはずれ」と表現されるようになったわね。
これは子どもの身体と脳の成長が整えば、自然とおむつは卒業できるという考えが広く浸透したためと言われています。
それでは一般的なトイトレを始める時期や、始めるときの目安はどのようになっているのでしょうか?
トイトレを始める時期の4つの目安
トイトレを始める時期は特に決まっているものではありません。
一般的には2~3歳頃に練習を始めるママが多いようですよ。
トイトレを始める時期には4つの目安があります。
- 自分で歩いてトイレに行ったり座ったりできる
- 簡単な言葉を理解できる
- 尿意を感じられてそれを大人に伝えられる
- おしっこの間隔が1時間半~2時間くらい空く
これらの目安を満たしていると、トイトレもスムーズに進むことが多いですよ!
自分で歩いてトイレに行ったり座ったりできる
自分の意志でトイレへ行きおしっこをするためには、1人で歩いたり座ったり、下着の上げ下げなど基本的な動作ができる必要があります。
この基本的な動作がまだできないようであれば、トイトレを始めるのはもう少し待った方がいいでしょう。
また身体が小さい場合や1歳頃など早い時期にトイトレを始めるのであれば、両足がしっかりと床に着くようにおまるを使うと安心です。
2~3歳頃にトイトレを始めるのなら、大人用のトイレに補助便座を乗せて使うのがおすすめ!
補助便座だと紙でおしりを拭く、水で流すなどのトイレの動作や使い方を全て練習できますね。
簡単な言葉を理解できる
「トイレに行こう」「おしっこ出る?」など声をかけ、その言葉の意味を理解できていることが、トイトレを進める上では大事です。
「おしっこ」の意味が理解できていない場合、子どもはトイレに行っても何をするのかわかりませんよね。
「こちらの言っていることが分かり、言われたように行動できるようになってきた」と感じるようになると、トイトレを始めるのに適したタイミングと言えるでしょう。
尿意を感じられてそれを大人に伝えられる
子どもが尿意を感じて、それを大人に伝えられるということもトイトレには必要です。
やり方としては、最初はママがおしっこが出たタイミングで「おしっこ出たね」と繰り返し伝えることによって、子どもに「おしっこが出る」という感覚を覚えてもらいましょう。
そうすることで少しずつ尿意が分かるようになっていきます。
尿意が分かるようになったら、それを大人に伝えるように声かけしていきましょう。
「おしっこが出たらママに教えてね」「おしっこが出そうだと思ったら声をかけてね」など子どもに説明します。
始めの内はおしっこが出た後に教えてくれてもOK!
「教えてくれてありがとう!」とたくさん褒めてあげましょう♪
合わせて「次はおしっこが出る前に教えてくれると嬉しいな」ということも伝えていくと、徐々に尿意を感じるとおしっこが出る前に教えてくれるという子どもも増えてくるはずです。
おしっこの間隔が1時間半~2時間くらい空く
膀胱が大きくなり、1時間半~2時間くらいおしっこをためられるようになると、身体の発達の面でもトイトレの準備ができたという目安になります。
このくらいになってくると膀胱の発達も進み、おしっこが溜まったときに尿意を感じられるようになります。
逆におしっこの間隔が30分~1時間など短い内にトイトレを始めると、トイレに行く回数が増えてしまいますね。
その度に遊びや食事などを中断することになるので、トイレに行くのを嫌がってしまう可能性も。
トイトレをできるだけスムーズに進めたいのなら、子どもの発達準備が整うまで待ってから始めた方が、結果的に早くおむつがはずれることになる場合もありますよ。
おむつはずれのやり方のポイント3つ
おむつはずれのやり方として大切なのがまず、子どもに「トイレでおしっこ(うんち)すると良いことがある」と思ってもらうようにする関わり!
良いことがあると思うと子どもも頑張れたり、楽しんでトイレに行ったりできますよね。
おむつはずれの実際のやり方のポイントは3つあります。
- トイレに親近感を持ってもらう
- 時間をみてトイレに誘う
- おむつをやめる
おむつはずれのやり方での「良いこと」も意識しながら、それぞれ具体的に見ていきます。
トイレに親近感を持ってもらう
着替えや食事などは他の人がするところを普段から目にすることがありますが、トイレでの排泄は子どもにとって未知の世界。
そのためトイレを行きやすい身近な場所にしたり、おしっこやうんちをするとはどういうことなのか教えたりすることから始めます。
トイレに親近感を持ってもらうためのおすすめやり方を紹介します。
- トイレの絵本やDVD、アプリを見せる
- トイレに子どもの好きなキャラクターのイラストを貼ったり、おもちゃを置いたりする
- トイレでおむつ替えをする
- おむつ替えのとき「トイレですると気持ちいいよ」などと声かけする
- パパ・ママがトイレに行くとき子どもも一緒に連れていく
これらは先輩ママたちも実践していたやり方なので、ぜひ試してみてください。
時間をみてトイレに誘う
あらかじめ子どものおしっこの間隔を計っておきます。
前のおしっこから子どものおしっこの間隔の時間(1時間半~2時間くらい)が経った頃おむつが濡れていなければトイレに誘いましょう。
トイレに座らせて、おしっこが出たら「上手にトイレでできたね」などとたくさん褒めてあげると良いですよ!
また、朝起きてすぐや寝る前など、毎日決まったタイミングにトイレに誘うのも効果的です。
習慣化して何度も繰り返すうちに、子どもの方から「トイレに行く」と声をかけてくれるようになることもありますよ。
おむつをやめる
「トイレでおしっこができた」という成功の体験が増えてきたら、おむつから布のパンツに切り替えるタイミングでもあります。
成功することが増えてきたからといって、失敗しないというわけではありません。
失敗してパンツやズボンを濡らしてしまうこともあるでしょう。
しかしそこで叱らないというのもポイントです。
お漏らししてしまったとしても、それを教えてくれたなら「教えてくれてありがとう」「ちゃんと教えれたね」と褒めてあげます。
そして「次はおしっこが出ちゃう前に教えてね」と、次につながる声かけをしましょう!
夜のおむつはずれの平均は?
日中起きているときだけでなく、夜寝てしまってからのおむつはずれの平均も気になりますよね。
夜寝ているときのおむつはずれの平均年齢は、4~5歳頃と言われています。
夜寝ているときにおむつはずれするためにはいくつかのポイントがあるんです。
- 抗利尿ホルモンの分泌が十分になる
- 膀胱の容量が大きくなる
- 尿意で目を覚ますようになる
これら3つのポイントをクリアすると、夜のおむつを卒業する身体の準備はできていますよ。
日中の「おむつは何歳までが平均?」のところでも話しましたが、子どもの身体機能の成長には個人差があります。
平均の年齢になっても夜のおむつはずれができないと悩まずに、子どもの成長を待ってみてくださいね♪
抗利尿ホルモンの分泌が十分になる
抗利尿ホルモンとは、尿を濃縮して量を減らす役割をしているホルモンです。
この抗利尿ホルモンが十分に分泌されるようになると、夜寝ている間に作られるおしっこの量も減り、朝起きるまでトイレに行かなくても大丈夫になってきますよ。
抗利尿ホルモンは一日の中で、昼と夜とでは分泌される量が変動しています。
分泌量の変動のリズムが安定するのが4~5歳頃というわけなんです!
膀胱の容量が増える
成長に伴い、膀胱でおしっこを溜めておける容量も増えます。
膀胱が小さいと、朝起きるまでに作られるおしっこが容量を超えてあふれてしまうんです。
そのため長時間溜めておけずに漏れてしまうのも当然ですよね。
膀胱も成長と共に少しずつ大きくなっていきますので、焦らずに見守りましょう♪
尿意で目を覚ますようになる
まず子どもは眠りが深く、一度寝るとちょっとのことでは目が覚めないという場合も。
そのため膀胱がいっぱいになっても、尿意で目を覚ますということが難しいのです。
成長と共に膀胱がいっぱいになると尿意で目を覚ませるようになってきます。
抗利尿ホルモンが十分に分泌されたり、膀胱の容量が増えたりすると、夜寝ている間に尿意を感じること自体が減りますよ。
5歳くらいまではおねしょをすることもある
ここまで夜寝ているときにおむつはずれするためのポイントをお話ししてきました。
何度もお伝えしているように子どもの身体機能の成長には個人差があります。
そのため身体機能の成長がゆっくりな子どもは、5歳くらいまで夜寝ている時におねしょすることもありますが、異常ではないです。
身体機能の成長と共に少しずつ減っていくのであれば問題ありません。
おねしょしてしまうのは、子どもの性格によるものでも、子育ての仕方に問題があるわけでもないです!
夜寝ているときのお漏らしは、「おねしょ」と「夜尿症」に分けて考えます。
おねしょは成長と共に自然となくなるもので、夜尿症は治療が必要になるもの。
日本では「5~6歳以降に月数回以上」のおねしょがある場合を「夜尿症」と診断
小学校入学前後になっておねしょが続いている場合には、小児科の受診も検討するとよいですね。
おむつが卒業できないときの解決法
なかなかトイトレが進まなかったり、まだおむつが卒業できないけど大丈夫だろうかと心配したりしているママも多いはず。
ここではおむつが卒業できない原因とその解決法を紹介していこうと思います。
以下の4つのコツをもとに進めていきますね。
- おむつに排泄するのは気持ち悪いと気付かせてあげる
- 失敗しても怒らず、成功したら褒める
- トイレを楽しい雰囲気にして行きたいと思わせる
- トイレに行くのを習慣化する
大人の言動を工夫したり、子どもの「やってみよう」という気持ちを上手く引き出したりしましょう♪
あなたの心配や悩みが解決する手助けになれば幸いです。
おむつに排泄するのは気持ち悪いと気付かせてあげる
日中起きている間だけトレーニングパンツを履かせると、おむつにそのまま排泄するのは気持ち悪いと気付かせてあげるきっかけになります。
現在の紙おむつは性能が向上して、おしっこやうんちをしても不快感を感じにくくなっています。
子どもは気持ち悪く感じないので、トイレで排泄しようという気持ちにはなかなかなれないのです。
トレーニングパンツには防水加工が施されていて、おしっこが漏れるのを防ぎつつ、不快感は子どもに伝わりやすく作られているんです。
またおむつがおしっこやうんちで汚れているとき、「お尻が気持ち悪いね」という声かけをします。
そしてお尻をきれいにしている様子を見せたり、終わったときに「スッキリしたね」と声かけしたり、汚れていない方がいいと思えるように関わるんです。
子ども自身が汚れたパンツやおむつの不快さを感じることで「トイレでおしっこした方がいい」と思えるよう導きます。
「汚れたら気持ち悪い」という経験をさせることで、「トイレでおしっこすると気持ち悪くない」と思ってもらうのです。
失敗しても怒らず成功したら褒める
失敗したら怒られるのに、成功しても褒められないのでは、子どももやる気をなくしてしまいます。
トイトレで失敗しない子どもの方が珍しいというくらい、ほとんどの場合に失敗は付きもの。
床が汚れたり、洗濯物が増えたりするとついイライラしてしまいますよね。
グッと我慢し、否定的な言葉を使わないよう心掛けましょう。
「もう少し早く教えてくれたら、トイレでできるね」など「次もやってみよう」と思える声かけが良いですよ!
最初の内はタイミングが合って、トイレでできたらラッキーくらいのスタンスでいた方が気持ちが楽ですね。
失敗しながら成長していくと思って、頑張っている子どもを応援する気持ちを忘れずにいましょう。
ママの「早くおむつを卒業してほしい」という気持ちが前面に出てしまうと、子どものプレッシャーになりトイトレが進まない原因になることも。
おむつは時期が来たら必ずはずれるので、なかなか卒業できないと気に病まず、今できていることを認めて楽しむ気持ちでいましょう。
トイレを楽しい雰囲気にして行きたいと思わせる
トイレは未知の場所で、恐怖心を持っている子どももいるはず。
トイレに好きなキャラクターのイラストを飾ったり、おもちゃを置いたりして明るく楽しい雰囲気にしてみましょう。
そうすることで子どもの恐怖心もなくなり、行きたい場所になってきますよ!
他に先輩ママが実践していた方法を紹介します。
- キャラクターの便座を使う
- トイレでおしっこができたらシールを貼る
- トイレ中に絵本の読み聞かせをする
- トイレの照明を明るいものに変える
トイレが怖くて行きたくないという子どもには、これらの方法を試してみてください♪
トイレに行くのを習慣化する
朝起きた後や寝る前など、毎日同じタイミングでトイレに誘ってみましょう♪
昼寝の前、食前や食後などもタイミングとしてはいいです。
おしっこが出なくてもいいので、トイレに行くということを習慣にしてみてください。
何度も繰り返しているうちに、段々と自分でトイレに行くということを覚えてくるはずです。
「トイレに行く?」と聞くのではなく、「トイレに行こう」と誘うのがポイント!
おむつに出てしまった後でもトイレに座ることで、おしっこやうんちが出たのを意識させる機会になるので良いですよ。
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おむつは何歳までが平均?のまとめ
おむつを卒業するのは何歳までが平均なのか、トイトレのやり方や卒業できないときの解決法について紹介しました。
おむつは何歳までに卒業するのが平均なのか、実際のトイトレのやり方やなかなかおむつはずれできないときの解決法については以下のようになっているので、参考にしてみてください!
- 2~3歳頃にトイレトレーニング(トイトレ)を始め、数か月かかって、2歳半~3歳前後までにおむつを卒業するというのが平均的
- おむつは何歳までかという平均年齢はあるが、子どもの身体機能の成長には個人差がある
- トイトレを始める時期の目安は「自分で歩いてトイレに行ける」「簡単な言葉を理解できる」「尿意を感じてそれを伝えられる」「おしっこの間隔が1時間半~2時間空く」の4つ
- おむつはずれのやり方のポイントは「トイレに親近感を持ってもらう」「時間をみてトイレに誘う」「おむつをやめる」の3つ
- 夜のおむつはずれの平均は4~5歳頃
- 夜のおむつはずれには「抗利尿ホルモンの分泌が十分になる」「膀胱の容量が増える」「尿意で目を覚ますようになる」という3つの身体機能の成長が必要
- 身体機能の成長がゆっくりな子どもは、5歳くらいまでおねしょすることもある
- おむつを卒業できないときの解決法は「おむつに排泄するのは気持ち悪いと気付かせる」「失敗しても怒らず成功したら褒める」「トイレを楽しい雰囲気にする」「トイレに行くのを習慣化」の4つ
おむつはずれができないと悩んでいるあなたの助けになれば幸いです♪
▼子どもに合わせて6通りの使い方ができるので、これ1つあれば十分!