離乳食がはじまると、「牛乳をいつから使用できるの?」「そのまま飲ませられるタイミングはいつ?」などが気になりますよね。
牛乳に多くふくまれているカルシウムは、骨や歯を丈夫にしてくれます。しかし、とりすぎると赤ちゃんに負担がかかることも。
- 牛乳を飲めるようになるのは内臓が発達する1歳からだけど、その理由は?
- 離乳食で牛乳が使えるのは7ヶ月ころから。取り入れるときの注意点や、量はどのくらいなの?
- はじめて牛乳を飲ませるときはストローマグ派が多数。だけど、うまくいかなかった私の対処法
についてお話していきたいと思います。
牛乳はいつから飲むと良いと推奨されてるの?
厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイドでは、“鉄欠乏性貧血予防の観点から1歳を過ぎてからが望ましい”とされています。
鉄分の役割とは…
- 体中に酸素を運ぶこと
- エネルギーを効率よく入手すること
- 心のバランスを保つこと
不足すると赤ちゃんの体は大きく育ちませんし、ぐずりやすくなったり、かんしゃくを起こしやすくなったりします。
深刻化すれば学習機能や運動機能に影響を与える可能性も。
このように赤ちゃんにとって大切な栄養素なのですが、生後6ヶ月ころにはママからもらった体内の鉄を使い果たしてしまいます。
ミルクや食事から摂取する必要がありますが、0歳児の赤ちゃんは食べられる量が少ないうえ、鉄分は吸収率がよくないので補給するのが大変なのです。
牛乳にはカルシウムやリンが多くふくまれており、とりすぎてしまうと鉄の吸収を妨害してしまうおそれがあります。
だから『内臓が発達する1歳までは待ちましょう』ということなんですね。
赤ちゃんの離乳食に牛乳はいつから使ってもいいの?
牛乳は離乳食中期(7~8ヶ月)から使用できます。
1歳になるまでは、牛乳は必ず加熱したものを与えましょう。
レンジであたためるのもOKです。
アレルギーが気になるママは、ヨーグルトから食べさせるのがおすすめ。
牛乳アレルギーの原因はタンパク質です。
ヨーグルトは牛乳にくらべ分子量が小さいため、アレルギーを起こしにくいのです。
発疹・嘔吐・下痢などの症状が出なかったら、牛乳もほかの食材と同じく、加熱したものを離乳食スプーン1杯からはじめてください。
あたためることで胃への負担を減らし、吸収率を高めてくれます。
慣れてきたら少しずつ量をふやし、1回の摂取量をほかの乳製品を合わせて50~70gをめやすに与えます。
離乳食後期(9~11ヶ月)には、1食あたり80gまで料理に使えますよ。
1歳を過ぎたら牛乳をそのまま飲ませることができます。
摂取量は、ほかの乳製品と合わせて1日200~400㎖にします。
1歳から牛乳をそのまま何で飲ませてる?加熱したりコップやストローマグ何がいいの?
1歳の誕生日が近くなったら、まわりのママたちは牛乳を何で飲ませてるのか気になりますよね。
調べてみると、この時期にコップ飲みができる赤ちゃんは少ないため、ストローマグで挑戦している方が多いようです。
牛乳をいつからそのままで飲ませるかは、赤ちゃんの状態や季節も関係してくると思うので、ママが様子を見ながら決めるのが良いでしょう。
うちの場合、1歳を迎えたころは夏だったので、そのまま加熱せずにストローマグで挑戦してみました。
でも娘は「白い液体は哺乳びんで飲むもの」と認識していたようで、ぜんぜん飲んでくれませんでしたが…
そこで、ミルクをあげるときに牛乳をまぜ、少しずつ慣らしていく作戦に変更しました。
あるとき「のどが渇いていれば飲んでくれるかな?」と思い、お風呂に入っているときにコップで飲ませると見事成功!
その後、パック牛乳でもうまくいき、今ではストローマグでゴクゴク飲んでます。
このように牛乳を何で飲ませるのかは、いろいろ試してみるのが良いと思いますよ。
まとめ
・牛乳はいつから飲むことができるの?
1歳をすぎたら飲むことができます。
ほかの乳製品とあわせて1日200~400㎖をめやすにあげましょう。
・離乳食で牛乳を使えるのはいつから?
7~8ヶ月ころから使えますが、必ず加熱すること。
1回の摂取量は、ほかの乳製品とあわせて50~70gがめやすです。
・牛乳は何で飲ませてる?いつから加熱せずにそのまま与えて良いの?
ストローマグではじめる方が多いようです。
うまくいかなければ、いろいろ試してみましょう。
牛乳をそのまま飲ませる時期は、赤ちゃんの様子をみながらママが決めるのが良いと思います。
牛乳は栄養豊富ですが、たくさん飲むと赤ちゃんのからだに負担がかかるので、少しずつ食事に取り入れましょうね。