おむつの卒業は平均で何歳までか気になりますね。
- おむつの卒業は平均で何歳まで?
- おむつが卒業できないのはなぜ?
- オムツを卒業させるための方法は?
- おむつ卒業のためのおすすめアイテムは?
このような気になる内容について調べました。
おむつの卒業は平均で3~4歳ごろまで
おむつを卒業できない理由は「尿をためられない」「トイレに恐怖心を感じる」など5つが考えられる
オムツを卒業させるための方法は「トイレに行く習慣をつける」「不快感を意識させる」など5つある
おむつ卒業のためのおすすめアイテムを「おまる」「補助便座と踏み台」「トレーニングパンツ」など5つ紹介
おむつ卒業の平均年齢だけでなく、トイレトレーニングの開始時期や夜間のおねしょについても解説していきます。
▼大好きなアンパンマンと一緒なら、楽しくトイレトレーニングができますね。
おむつ卒業は平均で何歳まで?トイレトレーニングは?
おむつの卒業は平均で何歳までなんだろう?
平均で見ると3〜4歳ごろまでにトイレができるようになり、おむつを卒業する子どもが多いです。
夜間も含めた完全なおむつ卒業となると、プラス1〜2歳ごろが平均となるようですよ。
3歳ごろになると「入園までにおむつを外しておきたい」と考え、トイレトレーニングを始める子どもが多いです。
しかし、子どもがトイレに行きたがらなかったり、排せつのタイミングがつかめなかったりとスムーズにトイレトレーニングが進まない場合もあります。
始めるタイミングや子どもの成長によって、おむつ卒業完了の時期には個人差がかなりあることを知っておいてください。
ここからは、トイレトレーニングを始める時期や期間、夜間のおねしょについて説明していきます。
トイレトレーニングを始める時期
トイレトレーニングはいつ始めるものなのかしら?
子どもの発達には個人差があるため、以下のような状態がトイレトレーニングを始める目安だと言われています。
- トイレまで歩いて行き、座っていられる
- 尿意を感じられ、伝えられる
- ぼうこうに尿を1時間半~2時間くらいためられる
すべてに当てはまる必要はないものの、該当する内容が多いほどスムーズにトイレトレーニングが進む傾向にあります。
また、寒い時期にはおもらしの後に冷えて体調を崩すことも考えられます。
トイレトレーニングは、春や夏の暖かい時期が薄着で脱いだり履いたりしやすいうえに洗濯も早く乾くので始めやすいですよ。
未満児で保育園や幼稚園などに通っていれば、家庭より先に園でトイレトレーニングが始まる場合が多いかもしれませんね。
トイレトレーニングは一進一退の場合も多いので、親も時間と気持ちにゆとりがあり、じっくり取り組めるときに行いましょう。
トイレトレーニングを始める目安についてそれぞれ説明していきますね。
トイレまで歩いて行き、座っていられる
子どもが自分で歩いてトイレに行き、無理なく座っていられることが必要です。
しかし、「暗い、怖い」などの理由でトイレに行きたがらない子どもも多いですよね。
トイレの照明を明るくしたり、壁にお子さんが好きなキャラクターを貼ったりして、トイレが怖くないと思える工夫をしてみてください。
まずは、トイレではなく「おまる」を使うのもおすすめですよ。
尿意を感じられ、伝えられる
トイレトレーニングには子どもが尿意を感じられ、大人に伝えられることも必要です。
ただし、子どもが尿意を感じられるかは成長や発達による部分が大きいので、簡単に教えられることではありません。
尿を出したときに「今、おしっこ出たね」などと声をかけることで、子どもは尿を出す感覚を覚えていきます。
子どもが尿を出す感覚を覚えられるように、繰り返し声をかけていきましょう。
ぼうこうに尿を1時間半~2時間くらいためられる
トイレトレーニングはぼうこうに尿を1時間半〜2時間くらいためられるようになってから始めるのがいいですよ。
たとえば、ぼうこうに尿をためられる時間(尿が出る間隔)が30分くらいの子どもがいるとします。
その子のトイレトレーニングを始めると、30分ごとにトイレに行かなければいけません。
遊びや食事などを中断することが多くなり、子どもだけでなく大人も面倒になってしまう可能性が高いです。
子どもは成長とともにぼうこうが大きくなり、大脳が発達して尿をためられるようになります。
トイレトレーニングはぼうこうに尿を1時間半〜2時間くらいためられるようになってから始めるといいですよ。
トイレトレーニングの期間
トイレトレーニングの期間も個人差が大きく「3ヵ月〜1年未満」が多いです。
しかし、それより早い子も遅い子も少なくありません。
トイレトレーニングの進み方にはかなり個人差があるので、他の子どもと比べる必要はありません。
半分以上の子どもがトイレトレーニングの中断や後戻りを経験しています。
トイレトレーニングがうまく進まず、あせってきびしくしたり、怒ってしまったりを後悔する親も多いです。
その子のペースでトイレトレーニングを進めることが大切ですよ。
あせらないためにも幼児期の心身の発達と排せつの仕組みを知ってくださいね。
幼児期の心身の発達と排せつの仕組みは次のようです。
誕生して間もないころ | 1日に10〜20回尿を出す 尿をためておくぼうこうが小さく、尿がたまると反射的に出てしまう |
1歳ごろから | 尿がたまる感覚が分かり始める |
2〜3歳ごろ | 尿がまとめて出せるようになる 2〜3歳ごろは尿意を感じると反射的に出てしまい、まだおむつが必要な子どもが多い |
3〜8歳ごろ | ぼうこうに尿を我慢するための神経が働くようになる おむつなしで過ごせるようになる |
ちなみに、うんちを我慢できるようになり始めるのは1〜2歳ごろからと言われています。
おむつが外れても夜間のおねしょをする理由
昼間はおむつなしで問題なく過ごせるようになっても、夜間はおねしょをしてしまう子も多いですよね。
おねしょをしてしまうのは、寝ている間につくられる尿の量がぼうこうにためられる量より多いからです。
しかし、成長とともにぼうこうが大きくなることに加えて、抗利尿ホルモン(尿量を少なくするホルモン)が働き始めることで夜間につくられる尿の量が減ります。
尿意で目を覚ましてトイレに行けるようにもなり、夜間におねしょをしなくなっていきますよ。
▼まずはアンパンマンと一緒に「おまる」に座る練習から始めてみましょう。
おむつが卒業できない5つの理由
なかなかおむつの卒業ができないのはなぜかしら?
おむつが卒業できない場合に考えられる理由には以下の5つが考えられます。
- 尿をためられない
- トイレに恐怖心を感じる
- 排せつしても不快に感じない
- おむつを外すメリットを感じていない
- 親のプレッシャーが子どもに伝わっている
おむつが卒業できない理由についてそれぞれ説明していきますね。
尿をためられない
子どもは成長に従ってぼうこうが大きくなっていきます。
しかし、「ぼうこうの成長が遅い」「尿をためる量が少ない」「排尿間隔が短い」などの場合にはおむつの卒業が遅れる可能性があります。
尿がしっかりたまらないと尿意も感じにくいので、ぼうこうが成長するまで気長に待ってあげましょう。
トイレに恐怖心を感じる
子どもにとってトイレは、怖い場所であることも珍しくありません。
トイレの壁にステッカーを貼るなど、雰囲気を変えてみるといいかもしれませんね。
「せまい」「暗い」「くさい」は、できる限り改善してあげましょう。
絵本などで良いイメージを持てることもありますよ。
どこでもトイレができるように「おまる」を使うのもおすすめです。
排せつしても不快に感じない
排せつした時に不快感を感じないなら、おむつを換えたいと思いません。
紙おむつは性能がどんどん良くなっていることもあり、不快感を感じにくいです。
トレーニングパンツや布おむつに変えると、おしっこが出た時に不快感を感じやすくなりますよ。
不快感を感じられると排せつのタイミングも伝えられるようになり、おむつ卒業が早くなる可能性があります。
おむつを外すメリットを感じていない
子どもが「トイレができることがかっこいい」「おむつをしているのが恥ずかしい」などの気持ちを持っていない場合、おむつの卒業が遅くなることがあります。
トイレトレーニングの絵本などを見せて、興味を持たせましょう。
絵本に出てくる言葉を使うなどすると、楽しくトイレトレーニングができますよ。
親のプレッシャーが子どもに伝わっている
年齢が近い子どもがおむつを卒業した話を聞いて「うちの子も早くおむつを外さないと!」とプレッシャーを感じてしまうことがありませんか?
しかし、親のプレッシャーが子どもに伝わり、失敗しやすくなってしまいます。
我が子のおむつを外そうと必死になると、失敗を責めたり、苛立ちを隠せなかったりもしてしまいがちです。
プレッシャーを感じないよう、個人差があることを受け入れて「そのうち外れるだろう」と気楽に考えましょう。
オムツを卒業させるための方法
オムツを卒業させるためにいい方法はあるかしら?
オムツを卒業するための方法は以下の5つです。
- トイレに行く習慣をつける
- 不快感を意識させる
- 成功した時には褒める
- 周りの子と比べない
- 自主的に行動できるよう促す
トイレトレーニングは「尿意を感じる」と「トイレに行く」がつながっていない状態から始まります。
失敗するのが当たり前、叱らず気長に付き合うことがオムツ卒業のための一番の方法かもしれませんね。
子供にとってトイレトレーニングは「自分でできるようになること」の大切さに気付き、自己肯定感を高める大切な機会です。
自己肯定感は将来の自分の行動や感情をコントロールする土台となりますよ。
子どもの「やってみよう」と思う気持ちと行動をうまく引き出しましょう。
ここからは、オムツを卒業させるための方法についてそれぞれ説明していきます。
トイレに行く習慣をつける
まずは食前、食後、昼寝の前などの決まったタイミングにトイレに行く習慣をつけるといいですよ。
習慣にすることで、子どもにとってトイレに行くことが当たり前になります。
声をかけるときは「トイレに行く?」と聞かず、「トイレに行こう」と誘うこともポイントです。
もし、トイレに行ったときに排せつ物が出たなら、「おしっこ出たね」「うんちできたね」と一緒に喜びましょう。
だんだんと自分で「おしっこ(うんち)が出た」と言えるようになってきます。
排せつした後でもトイレに行くことで意識させられるので、まずは決まったタイミングにトイレに誘ってみましょう。
不快感を意識させる
おむつに排せつすると、不快に感じることに気づかせてあげましょう。
おむつが汚れていたら「お尻が気持ち悪いね」などと声をかけてから排せつ物を拭きとり、スッキリしたことを実感させます。
排せつ物がついた状態が続くとかゆくなったり、かぶれたりすることもありますよね。
早めに排せつに気が付けるようになれば、お肌のトラブルも減りますよ。
成功した時にはほめる
偶然でもトイレで排せつできたなら、必ずほめてあげてください。
「上手にトイレできたね」と伝えることで、トイレで排せつする感覚を身に付けていきます。
この成功体験の積み重ねが自信になり、自分から「トイレに行く」という意志が芽生えるようになりますよ。
「おむつに排せつ物が出たことを言えたとき」や「トイレで排せつできたとき」にはたくさんほめてあげましょう。
失敗しても叱らず、子どもができていることに目を向けてほめることが大切です。
- トイレに行く前におしっこが出てしまったときは「おしっこが出て気持ちよかったね」
- 「おしっこが出る」と言えたけど間に合わなかったときは「出る前に言えたね」
できなかったことを責めたり、叱ったりしては逆効果になってしまいます。
トイレトレーニングに失敗は付きものです。
がんばる子どもを応援する気持ちを忘れないようにしましょう。
周りの子と比べない
年齢が近い子どもがおむつを卒業する様子を聞けば、あせる気持ちになると思います。
しかし、他の子どもと比べないで、ゆっくり長い目で見守ってあげてください。
失敗を責めることはもちろん、いら立ちを感じさせるような言葉や行動は控えるようにしましょう。
自主的に行動できるよう促す
1人でトイレに行けるようになるためには、子どもの自主性をはぐくむことが大切です。
無理やりトイレに連れていき、排せつさせようとしてもうまくいきません。
無理にさせようとするのではなく、「自分もできるようになりたい」と思うきっかけを与えるといいですよ。
トイレトレーニングの絵本などを見せて、興味を持たせる方法もあります。
年上の兄や姉がいるなら、まねをしたいという気持ちを刺激するのもいいですね。
好きなキャラクターのパンツなど、子どものモチベーションが上がるグッズを活用するのも効果的ですよ。
おむつ卒業のためのおすすめアイテムを紹介
おむつ卒業のためにおすすめのアイテムがあれば知りたいわ!
おむつ卒業のためにおすすめするアイテムは以下の5つです。
- 絵本や動画、アプリ
- ごほうびシール
- おまる
- 補助便座と踏み台
- トレーニングパンツ
子どものやる気を引き出すものや使いやすいアイテムがあれば、効率よくトイレトレーニングが進みますよ。
ここからはおむつ卒業のためのおすすめアイテムついて、それぞれ説明していきますね。
絵本や動画、アプリでトイレの基本を学ぶ
親しみやすいキャラクターが登場する絵本や動画、アプリなどでトイレの基本を学習させ、自分もやってみようという気持ちにさせましょう。
トイレトレーニングを始めるときには、まず「おしっこ」「うんち」「トイレ」について、興味をもってもらう必要があります。
絵本や動画、アプリなどで「イメージトレーニング」をしておけば、トイレトレーニングをスムーズに進められますよ。
楽しく進めるためにはごほうびシール
子どもに楽しくトイレトレーニングをしてもらうためには「ごほうびシール」がおすすめです。
ごほうびシールを貼る台紙にカレンダーを選ぶなら、同じ日に何回分かのシールが貼れるカレンダーが良いでしょう。
シールが増えていくたびに、子どもに「上手にできた」という達成感が高まっていくはずですよ。
「良くできたね!」「良いね!」と褒め、カレンダーなどに大好きなキャラクターのシールなどを貼りましょう。
シールなら成功体験が目に見える形で増えていくので、子どもだけでなく親にとっても励みになりますよ。
トイレが苦手なら「おまる」が便利
「おまる」は子どもサイズで踏ん張りやすいので、トイレトレーニングに最適です。
トイレ以外の場所にも置けるので、快適な気温の場所でトイレの練習ができます。
しかし、子どもが排せつした後は毎回キレイにしなければいけないのがデメリットです。
子どもにとって大人用の便座は、想像以上に高い場所です。
足がつかなくて、体が不安定になると恐怖を感じる子もいます。
まずは「おまる」でのトイレトレーニングがおすすめです。
補助便座なら踏み台も使うのがおすすめ
補助便座は踏み台がなければ子どもの足がつく高さではないので、踏み台とセットで使うといいですよ。
足で踏ん張れずにうまく排せつできなかったり、不安定さを怖がったりする子どももいるからです。
補助便座のメリットは「おまる」と違い、水で流すだけなので毎回キレイにする必要がないところ。
最初からトイレでの排せつに慣れさせられるところも魅力ですね。
パンツの前段階にトレーニングパンツ
トイレが成功するようになってきたら、トレーニングパンツを履かせてみましょう。
紙おむつは排せつ物がもれないように作られているため、子どもはぬれている感覚が分かりません。
トレーニングパンツはおむつを外す練習用なので、おしっこを吸収してもぬれた不快感が伝わるように作られているんです。
トレーニングパンツにはおむつ同様、布製と紙製があります。
布製と紙製、それぞれの特徴とサイズの選び方について簡単に説明しますね。
布製トレーニングパンツ
布製はぬれた感覚が伝わりやすくできています。
見た目が普通のパンツと似ているので、「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」になったような気分になって、モチベーションが上がる子もいるんです。
洗濯して何度も繰り返し使えますが、紙製と比べると吸水力は劣ります。
また、布製は股の部分が多層構造になっていて3層・4層・6層などがあり、層が厚いほど吸水力が高くて乾きにくいですよ。
紙製トレーニングパンツ
紙製は紙おむつと同じで1回きりしか使用できませんが、吸水力が高いです。
外出時などのおもらしが心配な場合に使うといいですよ。
ただし、ぬれた感覚が伝わりにくく、使い捨てのためコストがかかるところが難点です。
普段は布製、外出時など心配なときだけ紙製を使うのがいいかもしれません。
トレーニングパンツのサイズの選び方
子どもの洋服などは長く着るために、少し大きめのサイズを選ぶことが多いですね。
しかし、トレーニングパンツは体に合ったサイズを選ぶことをおすすめします。
大きめのパンツは体との間に隙間があいて排せつ物がもれやすいからです。
また、トイレトレーニングの期間は1年未満で、サイズが変わるほど長く使用しないことが多いんですよ。
トレーニングパンツは大きめではなく、体に合ったサイズを選びましょう。
おむつの卒業は平均で何歳まで?のまとめ
おむつの卒業は平均で何歳までかをまとめました。
おむつの卒業は平均で3~4歳ごろまで
トイレトレーニングを始める目安は、「トイレまで歩いて行き、座っていられる」「尿意を感じられ、伝えられる」など3つある
トイレトレーニングの期間は「3ヵ月〜1年未満」が多い
夜間におねしょをしてしまうのは、寝ている間につくられる尿の量がぼうこうにためられる量より多いから
おむつを卒業できない理由は「尿をためられない」「トイレに恐怖心を感じる」など5つが考えられる
オムツを卒業させるための方法は「トイレに行く習慣をつける」「不快感を意識させる」など5つある
おむつ卒業のためのおすすめアイテムを「おまる」「補助便座と踏み台」「トレーニングパンツ」など5つ紹介
おむつの卒業には個人差があるので、その子のペースに合わせてトイレトレーニングを進めていきましょう。
他の子と比べてあせってしまうと子どものプレッシャーになってしまうこともあります。
子どもが好きなアイテムなどをうまく使って、楽しくトイレトレーニングができるといいですね。
▼大好きなアンパンマンがおしゃべりするので、子どものモチベーションも上がりますね。